@article{oai:saga-u.repo.nii.ac.jp:02000173, author = {中里, 理子 and Nakazato, Michiko}, issue = {1}, journal = {佐賀大学教育学部研究論文集, Journal of The Faculty of Education Saga University}, month = {Jan}, note = {『花暦八笑人』に用いられたオノマトペを、地の文、ト書き、セリフの部分ごとに、擬音語・擬態語に分けて特徴を見た。『八笑人』は内容に茶番劇が多いためか芝居に関するオノマトペが多く見られた。擬音語は、地の文とト書きに拍子木など芝居で用いられる音が多く、セリフにはお囃子や三味線などの擬音を口真似する語が多い。擬態語は、地の文に歩く様子など振る舞いを表す語が多く、ト書きやセリフに浄瑠璃・歌舞伎脚本に用いられていたオノマトペが多い。ト書きにはさらに軍記物語に用いられた古い語が見られた。また、擬音語に笑い声が多いこと、ゲップや嘔吐などの汚い音や舌打ちなどの細かい表情音が多いこと、セリフの擬態語に感覚を表す語が多いこと、強調の働きをするオノマトペが多いことが特徴として挙げられる。芝居に関するオノマトペが多い点は本作品の特徴だが、それ以外の特徴は他の滑稽本の特徴とも重なっている。}, pages = {101--116}, title = {滑稽本『花暦八笑人』に見られるオノマトペの特徴}, volume = {8}, year = {2024} }