@article{oai:saga-u.repo.nii.ac.jp:02000003, author = {近藤, 恵介 and Keisuke, Kondo}, journal = {佐賀大学芸術地域デザイン学部研究論文集, JOURNAL OF THE FACULTY OF ART & REGIONAL DESIGN SAGA UNIVERSITY}, month = {Mar}, note = {この作品総目録は、画家・近藤恵介が、今日にいたる制作の起点として位置付ける絵画作品《よい会議》を描いた2005年3月から現在(2022年3月末)までの全作品を、制作年代順に並べたものである。ただし、掲載作品は今回の調査で確認できたものに限り、幾らかは取りこぼしているものと思われる。もっとも古い2005年の作品《よい会議》(総目録番号:1)は、東京藝術大学絵画科日本画専攻2年在籍時の作品であり、若描きの軽率さの残る作品ではあるが、「絵画」の方法から何を考えることができるのか、という問いを自覚的にて、それを議論する会議の様子を風刺画調で描いたものである。新しく絵画を始めるに際して、まずは支持体となる横長の木製のパネルを自作し、ベニヤ面に胡粉と黄土を混ぜた絵具を幾層も塗り重ねた。下図は用意せず、鉛筆でラフなあたりをとったのみで、あとは直接絵具で描いた。なるべく軽薄な画面になるよう意識したことを憶えている。より詳細な当時の記録としては、筆者に初めての個展を依頼したインディペンデントキュレーター・嘉藤笑子氏が2005年に書いたテキスト「このへんからそのへん、そしてあそこらへん―近藤恵介個展に向けて」1に詳しい。  最新作《卓上の絵画(『ことばと』vol.5)》(総目録番号:298)は、《よい会議》からちょうど17年後の作品である。この期間に絵がどのように変遷したのかは、第1章〈図版〉を見ていただければと思う。しかしながら、多くの画家がそうであるように、10年後、20年後の自作のあり方を予感しながら筆を動かしたのではなく、いま、ここ、に新しい場所を見出そうとして筆を支持体に接触させているため、絵の変遷は、計画的なものであるはずがなく、こうなったからこうなった、とトートロジカルに説明する他ない。つまり、時系列に従って作品を並べること自体が極めて批評的な行為であり、自作を他者化する行為であるといえる。  第2章〈作品情報〉では、第一章〈図版〉の総目録番号に対応する形で作品情報を掲載した。  第3章〈その他資料〉では、章を「3‐1.略歴」、「3‐2.展覧会歴」、「3‐3.公開制作」、「3‐4.ワークショップ」、「3‐5.公演出演」、「3‐6.文献目録」にわけて時系列に掲載した。}, pages = {23--63}, title = {近藤恵介 : 作品総目録(2005年3月~2022年3月)}, volume = {5}, year = {2022} }